アートパス

取手アートパス。

階段に言葉を貼る、空間にオブジェを置く、映像を流す、立体を作って動かす…など、インスタレーションは多かった。でも抽象的なものはやっぱわかりにくい。パッと見たときの印象や面白さが目立つ作品の方が、どうしても印象に残ってしまう。

絵画、平面の作品は、デッサン、人、風景、キャンバス2連、キャンバスをダルダルにして縫った作品…など。

(_さんは純粋であった。わかってやっているのかとか、駆け引き的なものも絡んでいるのかとすこし疑って、憧れを中心に嫉妬のような羨望のような崇拝のようなよくわからない感情を抱いていたが、無垢に自分の中だけを見つめているんだとわかった。狙う、という意識はあまりない。だから標的?というか意識を集中し過ぎるのはやめようと思った。わたしはわたしで勝負しなければいけない。)

やっぱり、絵の具の扱い、絵画的なもの、キャンバスへの意識…最低限必要!!

自分の主張などはまだうまく出せなくてパッとしなくても、絵画への知識はしっかりあるひとだけしかいませんでした。下手な人はまずいなかったと思う。


気になった点

主にインスタレーション系は、自分の世界観全開、という感じ。その世界観がよほど魅力的だったり説得力があれば良いと思うが、とっつきにくいものを「これが俺の主張だ!!」なんて押し付けてもちょっと親切じゃないと思った。説明書をつけるにしても、小さい紙にチョロチョロ…と描くんではなくて、しっかりよく見えるように、自分の思考の根拠→経過→結果を、絵や図を使うなどして伝えなければ駄目だと思った。どんな場面にしろコミュニけーションが取れなければ意味がなかった。(独りよがり=自分)

✴︎現実も表現も両方コミュニケーション取れるのが理想だけど、現実でそれが苦手ならば表現のコミュニケーションを特化させる。職人を目指す。向いてるほうでやればいい。

表現力も拙いのに、無言で「わかってくれ」と言うのはちょっと無理があると思いました。


あとは作品を公共の場で公開するということにおいて、自分が何をしたいのかとかいま何が出来るかを考えたり、それについて情報を集めたり、他の人がどんなことを考えているのかを知って視野を広げたり…

と言った事前準備がとっっっても大切なんだと思いました。すべての起因は準備不足にあると思ったし、私は事前準備を面倒臭がって怠る癖が昔から性格的にあるので、他の人より意識的に注意しなければ!!と思いました。



❶自分の描きたい絵を描く

❷伝えるために描く

わたしには特に❷が大事。

自分ワールドとか、世界観が、と言われることが多いので、世界観は大切にしつつ独りよがりにならないように気をつける。



結論

取手は静かで広くて、良い意味で閑散としていて制作に没頭したり思考を深めたり、自分を見つめてまとめるにはとても良い環境だと思った。新宿から1時間+バスで15minというのがすし遠いかな。でも校舎は自然光が天井から入るし吹き抜けだし、とても好きな空間だった。